てんかんと間違えやすい病気は?

てんかんは、診断しにくい病気と言えます。
病院に行ってもその場で発作が起きない限り医師が状況を確認することはできません。
判断基準となる有効な情報が患者や家族からの発作時の状況になるため、言葉の選び方や勘違いなどによって違う病気と診断されるケースもあります。
そのため発作が起きた時に詳細を記録しておくことは重要な手がかりとなります。
発作時に失神やけいれん、脱力が起きたのか、どれぐらいの時間だったか、その時の状態はなどを伝えられるようにしておく必要があります。
ただし、そのような症状はてんかんだけとは限りません。
ほかにもそのような症状を発症する恐れがある病気はいくつかあります。
そのため、情報量によってはそれらの病気を区別することが難しいと判断されることもあります。
てんかんに間違われやすい病気として、意識障害、ナルコレプシーなどの睡眠障害、転換性障害があります。
これらの病気も失神やけいれん、脱力などの症状が見られます。
意識障害は、昏睡や昏迷、失神などが見られるもので、原因は脳の疾患からその他の病気によるものまで様々です。
睡眠障害は不眠を起因として生活のリズムが乱れることで起こる病気です。
その中でもナルコレプシーは、日中に強い眠気を発症する脳疾患です。
睡眠発作や脱力発作などが見られます。
転換性障害は、精神的な葛藤が神経の症状として現れる病気です。
手足のしびれなどの運動障害、視覚や聴覚の異常などを発症しますが神経に異常が見られないことが特徴です。
病院では問診によって多くの情報を得て、てんかんの診断を行います。
けいれんは全身的だったのか、部分的なものだったのか、意識はあったのかなかったのか、運動障害は起きていたか、どんな状態だったのか、それらがどれぐらい続いていたのか、また再発性があったのか、このような情報を得ることで診断の正確性は高くなります。
患者自身が覚えておくことは難しいので、周囲の人への聞き込みも有効です。

小児てんかんは医師も誤診の危険性あり

問診によって多くの情報を得るてんかんの診断において小児のケースはかなり難しい判断となります。
特に小さなうちは自分で説明することができないため、正確な情報を得ることができません。
そのため、親御さんがしっかりとした知識を持っていることが重要になります。
だからと言って発作が発生した時に落ち着いていられることは少なく、後で思い出して見ても正確な記憶があるとも限りません。
そのため、問診の時に曖昧な回答となってしまうことも考えられます。
間違った情報は誤診につながる危険性があります。
てんかんの診断に必要なのは事実の記録です。
可能であれば録画などの客観的に振り返ることができるものがあった方が安心です。
全体的に状況が確認できるような映像を入手することで言葉では伝えられないことも提供することができます。
診断のための情報だけでなく、その後の治療についても役に立ちます。
録音でもある程度の確認には使うことができます。
この時の発言、時間などを確認できるだけでも情報の正確性を上げることができます。
日頃からそのような準備があると慌てずにすみます。
そして、さらに必要なのは親御さんの知識です。
てんかんの発作が起きるとどのようなことがあるのか、それはなんと言われているのかと言うことを知っているだけで病院での問診に役立つ情報を提供することができます。
また、命に関わることではなく、後遺症が残ることはないと知っているだけでも冷静に対処できることもあります。
発作で起こることは、実績から公表されているものが多いため、不安のある方は一度知識としてまとめておくといいでしょう。
キーワード毎に回数や時間を記録できるようになっていれば確実です。