てんかんは胎児へ遺伝する?

てんかんを患っている夫婦にとって深刻な問題は遺伝ではないでしょうか。
家族に1人でもいた場合、生まれてくる子にも影響するのかと言うことは心配になって当然と言えます。
答えとしては遺伝する恐れは極めて低いと言えます。
特に脳が損傷を受けることによって発症する症候性の場合は遺伝する割合はないと言えます。
だからと言って完全に遺伝しないのかと言うとそうではありません。
一部のてんかんでは、けいれんのしやすさが遺伝することがあります。
けいれんを起こす原因となっている部分が受け継がれるものです。
ただし、この場合も必ず遺伝すると言うわけではなく、その原因となる部分が受け継がれる恐れがあると言うことで、両親のどちらに似るかと言う確率と変わりません。
つまり、てんかんが胎児に対して遺伝するかの答えは限りなく低いと言うことになります。
遺伝については完全にないと言い切れないため、不安を取り除くためにも遺伝カウンセリングを受けることをお勧めします。
遺伝カウンセリングを受ける時には検査をして、医師の診断結果を確認した上で行かないとはっきりとしたアドバイスを受けられなくなります。
もし、本人ではなく家族にてんかんの患者がいることで不安を感じているようなら、その方の検査結果や診断の詳細を教えてもらって遺伝カウンセリングに行きましょう。
てんかんについて妊娠している時に全く問題がないかと言うとそう言うわけではありません。
妊婦がてんかん患者の場合、妊娠中に抗てんかん剤を服用することは胎児に良くない影響を与える恐れがあるので注意が必要です。
どのように影響してくるかと言うことは明確になっていませんが、抗てんかん剤を服用していた妊婦が出産した場合、健康上の問題が多いと言う結果があります。
だからと言って全く服用しないと言うこともできません。
妊娠中に発作が起きる方が出産後に影響を与える恐れが大きいため、医師と相談しながらコントロールする必要があります。

てんかん持ちの子供とはどう向きあう?

てんかんに遺伝性がないと言うことは、誰でもなる恐れがある言い換えることができます。
もし、生まれてきた子供にてんかんの兆候があったらどうすればいいのでしょうか。
まずは、検査や医師の診断を受けてはっきりさせることです。
そうすることで正しい対応方法を知ることができます。
まず、てんかんで注意しなければならないのは発作です。
発作がなければ日常生活をおくるのに障害となることはないと言えます。
発作が起きる回数を減らすことや発作の対処方法を知ることが重要です。
発作は8割が偶発的に起こります、つまり防ぎようがないと言うことです。
ただし残りの2割は誘発されて起こります。
原因になるものを取り除くことで発作が抑えられると言うことです。
それだけでもコントロールしてあげることで本人が受ける負担はずいぶん変わってきます。
そして周りのサポートも重要です。
幼稚園や学校に伝えることで発作時に適切な対応をしてもらえるようお願いしておきましょう。
発作が起きる原因となるものを助長因子と言います、助長因子をなくすことが有効な手段と言えます。
具体的には精神的な緊張、意識の変化、睡眠不足、発熱などが考えられます。
小さいうちに注意が必要なのは入浴です。
また、入浴中は保護するものがないため怪我の心配もあります。
床に柔らかいものを敷いて置きましょう。
湯船で発作が起きても大丈夫なように湯はりの量を少なめにしておくことも重要です。
そして一番重要なのは誰か大人と一緒に入ると言うことです。
そのほかにも光による刺激が強い映像を見せないようにするなどの配慮が必要です。
テレビやゲームは明るい場所で離れて見るように注意しておきます。
スマートフォンも光が明滅するようなことがあるので1人で持たせておくようなことは避けます。