カルバマゼピン配合のてんかん治療薬

カルバマゼピンとは、てんかんの治療薬であるテグレトールの主成分とされています。
てんかんは慢性的な脳の疾患で、痙攣などの発作を引き起こす病気です。
何度も発作を繰り返す状態をてんかんと呼んでおり、1度きりの発作や熱性痙攣などはてんかんとは区別されます。
脳の手術をした場合や交通事故からの回復途中で発作が起こることもありますが、これもてんかんとは区別されています。
てんかんは年齢や性別などに関わらず、誰にでも発症する可能性のある病気です。
乳幼児の頃に発症することが多く、大人になるまでに自然に症状が出なくなり、治る場合もあります。
その一方で、完治するのが難しいタイプもあります。
てんかんになる原因は様々ですが、ニューロンという脳の神経細胞に突然激しい電気的な興奮が起こることによって発作が発生するメカニズムになっています。
テグレトールに含まれるカルバマゼピンには、脳神経の興奮を静めてくれる働きがあります。
それにより、てんかんを予防することができるのです。
てんかんには、大きく分けて2つの種類があります。
1つは、脳の両側から興奮が発生する「全般てんかん」です。
もう1つは、特定の電気回路から発作が始まる「部分てんかん」です。
テグレトールは、特に部分てんかんに効果的な治療薬として知られています。

テグレトールは躁うつ病や三叉神経痛にも効果がある

テグレトールに含まれるカルバマゼピンの効果には、脳の興奮を抑えて気分の高ぶりを抑えるというのもあります。
そのためテグレトールは、躁うつ病の治療薬としても使われています。
また、躁うつ病だけではなく、様々な精神疾患による緊張や興奮、不安感などを和らげる目的でも使用されています。
それからカルバマゼピンは、三叉神経痛の緩和にも効果があります。
三叉神経とは顔面にある神経で、知覚を伝える働きがあります。
三叉神経が異常に興奮することで起こる痛みが三叉神経痛です。
カルバマゼピンは、三叉神経痛の元になる三叉神経の興奮を静めてくれます。

ジェネリック医薬品で医療費を抑える

カルバマゼピンを有効成分とするテグレトールのジェネリック医薬品には、カルバトールがあります。
ジェネリック医薬品とは、先発薬の特許が切れた後に製造される後発医薬品です。
開発費がかからない分だけ、先発薬よりも安い価格で購入することができます。
カルバトールはテグレトールのジェネリック医薬品なので、カルバマゼピンを主成分としています。
テグレトールと同じ効果が期待できますが、費用は割安になっています。
テグレトールの代わりにカルバトールを服用することで、治療薬にかかる費用を抑えることができます。
特にてんかんや躁うつ病は、発作や気分の高ぶりを抑えるために長期的に薬を服用する必要があります。
薬の服用を長く続ければ続けるだけ、その分薬代もかさんでいきます。
そのため、てんかん患者の中には、費用負担が大きいと感じている人も多くいます。
ジェネリック医薬品を利用して、できるだけ薬代にかかる費用は少なくしたいものです。

てんかん治療薬の副作用

カルバマゼピンを含むてんかん治療薬を服用する場合には、副作用にも注意する必要があります。
テグレトールやカルバトールは効果が高い治療薬ですが、その分副作用も大きいとされています。
そのため服用する時には、少量から始めて徐々に量を増やしていくといった手法がとられます。
特に注意が必要なのは、ラモトリギンという成分を含むラミクタールとの併用です。
ラミクタールも抗てんかん薬で、てんかんの発作を予防したり、気分を安定させたりする効果があります。
抗うつ効果が高いので、双極性障害などの治療薬としても用いられています。
カルバマゼピン配合の治療薬とラミクタールを併用すると、ラミクタールに含まれるラモトリギンの血中濃度が低下してしまいます。
ですから併用する必要がある場合には、飲み方を工夫することが重要になります。

テグレトールやカルバトールについては外部サイトでも詳しく掲載されているので参考にしてみてください。
抗てんかん薬:テグレトール(外部サイトへ移動します)