症候性てんかんの原因を4種類に分類

症候性てんかんとは、原因となる基礎疾患が脳内にあり、その中の特定の部位が電気的な異常を起こすことで発症する病気です。
脳に異常が起こった男性電気的異常には過剰放電が含まれており、部分的症状や全般的症状となって現れますが、殆どのケースが部分的なてんかんとなっているのが実情です。
それ故、発作の原因としては、脳の部分的な電気的異常が考えられるわけです。
幼少期に発症する症候性てんかんの原因としては、先天性奇形をはじめ、脳損傷や感染症、そして遺伝性代謝異常症の4種類に分類されます。
脳損傷は出産時やその前後の異常に起因し、感染症に関しては、新生児や乳児期における頭部外傷も含まれます。
成人してからの症候性てんかんの要因としては、脳血管障害や頭部外傷、そしてアルツハイマー病に代表される神経変性疾患があげられます。
脳内の特定の部位における異常放電は、脳のどの部分でも発生する可能性があります。
電気放電が始まる部位によって種類分けされており、前頭葉型をはじめ、側頭葉型と頭頂葉型、そして後頭葉型の4種類に分類されます。
その中でも発症頻度が高いとされるのは前頭葉に起因する連動発作と感覚発作、側頭葉内側底面に起因する自律神経発作と精神発作となります。
これらの症状には、意識障害が伴われることがよくあります。
精神発作においても、意識混濁や夢遊状態、そして認知障害などの感情障害が多く見られ、これらを含めて複雑部分発作と称されています。
こうした発作は治療が難しくなっており、難治性てんかんの殆どのケースとなっています。
また、部分発作においては、過剰な異常放電が脳の中心部に達することで、大脳全般に影響を及ぼすことになります。
それが、2次的な全身痙攣に繋がることになります。
症候性てんかんの治療法としては、一般的に薬物治療がメインとなり、腫瘍などの脳病変の場合は外科的手術を施します。
発作の開始が毎回限られている場合には、カルバマゼピンが第一選択薬として用いられ、副作用が酷い場合にはフェニトインを第二選択薬として処方されます。

原因が後頭葉と頭頂葉にある場合の症状

頭頂葉は、前部は前頭葉の運動領野に接しており、下部は側頭葉の聴覚領野と接しています。
そして、後部は後頭葉の視覚領野と接しており、比較的に広範囲な領域となっています。
頭頂葉は感覚連合野と呼ばれることもあり、知覚の総合判断を司る領域となっています。
すなわち、手に触れたものの触感や温感、目で見たものの対象識別、そして聴こえてきた音の意味などを瞬時に判断するわけです。
頭頂葉が侵される病気としてゲルストマン症候群があり、左右障害や失語などの兆候が現れます。
一方、頭頂葉てんかんは発症頻度は少ないものの、症状としては痺れや痛み等の知覚症状が主になっています。
後頭葉てんかんも比較的に発症ケースが少ない病気ですが、視覚領野に起因しているので、視覚発作となって現れます。
症状としては、目の前に光が点滅するなどの単純なものですが、場合によっては無数の光が動いたりします。
発作が起こっても意識はハッキリしているので、患者としては症状を正確に知覚・認識しているわけです。
発症の状況は毎回一定になっており、光が移動して見える症状では、同じ経過を辿って見えることになります。
後頭葉てんかんの発作症状は、光の玉や光の束となって現れることが多いですが、時には視野欠損として現れることもあります。
視野が狭まるため、歩行困難などの2次障害を伴うことになります。
さらに、症状が進行することで、全身痙攣に発展するケースもあるので、視覚発作だからといって軽く考えてはいけないわけです。
視覚発作の特徴としては、発作に続いて頭痛が起こることで、偏頭痛と似たような症状となります。
偏頭痛でも、視野に光が点滅する症状が現れるので、てんかんとの見極めを付けにくい面があります。
但し、両者には持続時間に差があるので、てんかんの方は比較的短時間で収まることになります。